2月3日(土)と3月3日(土)のそれぞれ15:00〜16:30に、新橋の東京美術倶楽部で、籔内佐斗司による公開講座「文化財保護のふたつのありようー土中古と伝世古」という連続講演会が行われました。そして第二部の3日には、隣接するギャラリーで、東京藝大大学院文化財保存学彫刻研究室がおよそ10年に亘って行ってきた教育研究の模刻作品や修復物件約20点を展示しました。
普段目にすることのない仏像の模刻や貴重な修復物件を、プロの古美術商のみなさんも興味津々でご覧になりました。
今回の展示は、今年9月〜11月に日本橋室町の三井記念美術館で開催される「仏像の姿〜微笑む・飾る・踊る〜」展のためのシミュレーションを兼ねています。清水真澄館長にも、「展覧会のイメージがつかめた」と喜んで頂きました。