毎年8月15日の恒例行事、陸前高田 気仙川川開き灯籠流しに行ってきました。

定点観測のように、毎年同じ時期に同じ場所から岩手県陸前高田の変容を見ることを、自らに課しています。被災地の嵩上げ工事は、完成にはほど遠い現状で、3.11の前の暮らしを取り戻したいという願いは叶えられません。市の中心地には、「アバッセ」という飲食・物販施設がオープンしましたが、街づくりはまだまだこれからです。道も訪れるたびに大きく変更されて、迷子になりそうです。でも、来年くらいには、一部の水田が復活しそうです。そして、子どもたちの気仙太鼓の演奏は、元気いっぱい。

夜は、いつもながらの酒盛り。震災の後に生まれた子どもたちも、まもなく小学生。彼らが胸を張って誇れる町を一刻も早く造ってあげるのは、白砂青松の美しい故郷を残して上げられなかったおとなの責任です。