本体底面に作家自刻署名、限定番号 墨書名、限定番号つき桐箱、化粧紙箱
「十二神将童子之内 宮毘羅童子(くびらどうじ)」
十二神将は、薬師如来の眷属として各神将が7000名、総勢8万4000の軍を率いて薬師浄土の十二包囲を守護すると大乗教典に説かれています。また中国においては十干十二支と習合して、薬師如来を信仰する者の生まれ年よる守護神の性格を付与されました。
神将の名前と十二支とは必ずしも確定しておらず、寺院によっては若干の異同もみられますが、一般に子年には、「宮毘羅大将」が当てられ、剣と宝珠を持物として、魔を払い繁栄と豊穣をもたらすといわれてきました。
宮毘羅とは、金比羅大権現と同じクンビーラの音訳です。古代インド神話では川を司るワニのことで、水神としての龍の原イメージになったものと考えられます。