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平城遷都1300年記念事業協会公認アートワーク

「平城の童子」

 平城京が今の奈良市に遷都されたのは710年のことでした。このことを記念して奈良県では2010年に「平城遷都1300年祭」が開催されます。

 奈良公園といえば鹿ですが、その由来は、平城京に東大寺や薬師寺、唐招提寺などの名だたる巨大寺院とともに興福寺が創建されたときに、この都を守護するために常陸の国の鹿島神宮の神々が鹿に乗って春日の地に降臨されたという伝説に基づいています。そして興福寺と春日大社は明治維新の神仏分離令によって政治的に分断されるまでの千数百年の間、神仏習合の神宮寺として、また南都守護職寺院として大いに栄えました。

 籔内佐斗司は、この事業のマスコットキャラクターである「せんとくん」をデザインしました。この「平城の童子」は、平城遷都1300年祭を言祝ぐために現れた平城ファミリーのひとりである「せんとくん」のおにいさんで、1300年のあいだこの都を見守ってきた神鹿の化身でもあります。

 奈良公園にいるたくさんの鹿は、国の天然記念物に指定されていますが、彼らを保護する「奈良の鹿愛護会」は財政的にたいへん厳しい状況がつづいています。

 籔内佐斗司は、平城遷都1300年祭を広く知ってもらうためにさまざまなアートワークを事業協会公認のもとに制作しています。そして、この公認アートワークの売り上げの一部を「奈良の鹿愛護会」に寄付し、また募金箱を提供するなどして奈良の鹿の保護活動を積極的に応援しようとしています。

 みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。



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