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木寄せ
木寄せ(分解)
粗取り
粗彫り
小作り
寄せ木と内刳りの状況
その功徳が虚空のように広大であることから名付けられた菩薩である。福徳や知恵をつかさどる尊像として、日本では奈良時代か信仰された。
この菩薩を本尊としておこなう虚空蔵求聞持法は一種の記憶力増進法であり、弘法大師空海が四国の室戸岬で修して真言密教を開宗したことは有名である。
知恵授けや十三参りなどの庶民信仰なども盛んで、漆職人たちのあいだでは虚空蔵講が営まれているが、これは漆器の下地に使われる木屎(こくそ)の語に由来するという。      (福島弘道)
虚空蔵堂安置
・檜材、寄せ木造り、漆、彩色
・寸法 白毫高 91cm
     総高 250cm
両腕粗彫り
木地仕上げ
サンドペーパーによる木地磨き
蓮肉内部
台座仮組み
完成